Kissの温度
「ほら、月一の飲み会
亘君がそろそろやろうって。」



私達同期3人で
定期的に飲み会を開いていた。



『あ〜それ…ごめん。
悪いけど今日は予定あるから
違う日にしてよ。』



「そっかぁ。急だしね…
亘君が今日早めに上がれるから
って言ってたからさ〜」



綾はがっかりした顔で
小さく笑った。



『別に私いなくても
二人で飲みに行けばいいじゃん』



「えっ、む、無理だよっ///」



綾は頬を赤くして
首を左右に振る。



『なんで?
誘ってみればいいじゃん。』



「う〜ん…考えとく…」



綾は亘の事になると
途端におとなしくなる。
普段はあんなに
いろいろ物が言えるのに。



まあそれだけ
本気って事なのかも
しれないけど…



そうゆう感覚が
羨ましく感じる。
最近の私には無い事だから…。



‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥
< 17 / 51 >

この作品をシェア

pagetop