Kissの温度
そのうち私の身体は
壁際まで押しやられていた。
両腕を彼に掴まれ
壁に押し当てられる。
『ちょっと、いい加減に…』
彼を見上げると
薄いブルーの瞳が
私を見つめていた。
急に辺りが静かに感じる。
「遥……」
私を愛おしいそうに
見つめる瞳。
私の鼓動が高鳴った。
彼の唇がゆっくり近づき
私は何故か拒めずに
それを受け入れた。
『…んっ…』
始めは優しいキス。
でも徐々に深いキスに
変わっていった。
『…ンンッ…ァ』
身体が一気に熱くなり
私は思わず彼の胸を押し返す。
『はぁ…はぁ…ちょっと!』
「わりぃ…止まんなかった。」
照れた表情を見せると
私を強く抱きしめた。
「好きだ…遥。俺なら
お前を泣かせたりしない。」
彼の優しい声に
真剣さが伝わってくる。
なんでこの人は
出会ったばかりの私の事を
こんなに真剣に……
今日の本城さんの事が
ふと頭に浮かぶ。
身体を重ねたのに
愛おしい感情はなかった。
それなのに…
出会ったばかりなのに
彼の私を見つめる瞳を
見ていると
何故か愛おしいと思えた。
でも……
また手に入れても
裏切られるんじゃないか…
好きだと言われても
私が1番じゃないんじゃないか…
考えたら切りがないけど
私は考えてしまう。
ただ
この暖かい腕の中は
とても私を安心させた。
‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥
壁際まで押しやられていた。
両腕を彼に掴まれ
壁に押し当てられる。
『ちょっと、いい加減に…』
彼を見上げると
薄いブルーの瞳が
私を見つめていた。
急に辺りが静かに感じる。
「遥……」
私を愛おしいそうに
見つめる瞳。
私の鼓動が高鳴った。
彼の唇がゆっくり近づき
私は何故か拒めずに
それを受け入れた。
『…んっ…』
始めは優しいキス。
でも徐々に深いキスに
変わっていった。
『…ンンッ…ァ』
身体が一気に熱くなり
私は思わず彼の胸を押し返す。
『はぁ…はぁ…ちょっと!』
「わりぃ…止まんなかった。」
照れた表情を見せると
私を強く抱きしめた。
「好きだ…遥。俺なら
お前を泣かせたりしない。」
彼の優しい声に
真剣さが伝わってくる。
なんでこの人は
出会ったばかりの私の事を
こんなに真剣に……
今日の本城さんの事が
ふと頭に浮かぶ。
身体を重ねたのに
愛おしい感情はなかった。
それなのに…
出会ったばかりなのに
彼の私を見つめる瞳を
見ていると
何故か愛おしいと思えた。
でも……
また手に入れても
裏切られるんじゃないか…
好きだと言われても
私が1番じゃないんじゃないか…
考えたら切りがないけど
私は考えてしまう。
ただ
この暖かい腕の中は
とても私を安心させた。
‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥*‥