アンドロメダアンドロイド
授業が終わると先生はすぐ教室を去った。


『なっちゃん…』

「んー?」

『結構好きだわ』

「マジで言ってる?」

『マジマジ』

「……ウケるww」


なっちゃんは、キョトンとした顔になった後、手をパチンパチン叩きながらゲラゲラ笑った。

…そんなに笑わなくても……


キッと睨むと、笑いすぎて熱くなったか顔を手で仰ぎながら、ごめんごめんと謝った


『なんか面白くない…?あの先生』

「うん、それはわかる」

『あと……』

「あと?」

『…メガネ』


私がそう言うと、少し大袈裟に、やれやれと両手を広げてみせた。

私には理想の男性像絶対条件があるのだが

先生は結構当てはまってたりするのだ。


黒髪で…メガネで…細身で…

…よく笑う人


あれ…本当に、当てはまってる……?

いや、でもなー…
そんな非現実的な禁断の恋なんて、私にはリスク高すぎるでしょ…

まぁ、他に誰もファンいないみたいだし…

ネタって事でいいか。


あまり個性の無い私にとって、キャラ作りが出来るチャンスは逃したくない


まずは係決めか…
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