ちび太とゴリさん。
「どういたしまして!!」
これからどんな生活になるのか、全く見当もつかない。
不安しかないけれど、コイツとならなんとかやっていけるのでは、そう思えた。
***
たった数十分前には、ちび太の良いところなんて何1つ見つけられなかったけれど。
自分の事のように他人を心配したり。
他人に寄り添う事に長けていたり。
心の広さだったり。
決して沢山ではないけれど、彼の良いところを知ることが出来た。
いつか……
彼に話す時が来る日、もっと良いところを話してあげられるよう、彼の長所を探そう。
そう純粋に思えたのだ。