ちび太とゴリさん。
「やっぱりそうだよね…うん。俺なんかがゴリさんの下僕なんて、空気を汚すだけだ
よ。あぁ、いっそのこと空気清浄機に生まれ変わりたい」
空気清浄機になって、せめてゴリさんの周囲の空気を綺麗にする仕事に一生を尽くしたい。
「なぁ、お前本当気色悪いからやめろ」
ウジウジ言葉を呟いていれば、止めの一撃を食らった。
ドスの効いた声に、鋭く睨まれると、ただただ恐怖でしかない。
「……は、はい…ごめんなさいいいい」
そして逃げるように、自分の部屋の仕切りの中へと逃げ込む。
「……強くなってから出直してこいよ」
「そ、そうさせて頂きます…!!」