ちび太とゴリさん。
いやいや、何か外に用事があったんだろう。
じゃなきゃ可笑しい。爆笑ものだ。
「……ただいま」
どうしてそこに立っているのか聞こうと思ったけど…
やっぱり辞めた。
そんな事を考えてるなんて、アイツにはバレたくない。
まるで女みてぇじゃねぇか。
「俺もみんなの事見送れば良かったな…」
ちび太がボソッと呟いた言葉を聞き逃さなかった。
「どうして?めんどくせーだろ」
「だって、もう夜だよ?外は暗いんだよ?色々と心配じゃないか」
心配…?
「だって……」
「ハッキリ話せよ」