あの日の桜を胸に
「なんの話かな?聞いてみよーよ!」


好奇心旺盛な遥希が言った



「面白そーだね」


それに便乗するヤツら



俺達はバレないように理事長室の壁に耳をつけた



「1度帰らないのか」



「ええ、迎えが来たらどうせ帰らないといけないんですから。それまでは自由に過ごそうかと」



「そうか、それとな桜音」



「桜恋に会う気は無いのか」


桜恋?



「ええ、私はあの子が大っ嫌いですから」
< 26 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop