あの日の桜を胸に
はぁ、それにしてもこれじゃ埒が明かないわ



仕方ないわね



「私の顔になにか付いてるのですか?」



そう聞くとみんないっせいに顔を背けた


「はぁ、聞きたいことがあるなら聞けばいいじゃないですか?こそこそするのはやめて頂けますか?」



「なら、遠慮なく。お前何者だ?」




直球ね


「ただの女子高生ですが、と言っても信じてはもらえないのでしょうね」



「ああ、蒼翔は全国No.2のハッカーだ。なのにお前の情報が出てこなすぎる」


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