あの日の桜を胸に
前者ならあの女は、もっと焦ったりするものだ
そんなことを考えているとふたりが戻ってきた
「大丈夫か?」
「はい、ご心配をおかけしました。お爺様の身分ですよね。お爺様は警視庁のトップ………警視総監です」
警視総監の孫!?
「僕ら捕まえられるんじゃ…」
そうひとりが呟くと
桜音はくすっと笑って
「それはありませんよ。お父様が昔どっかの暴走族の総長でお母様がその族の姫をやっていたそうです。それに捕まえる気なら黙認したりしませんよ。お母様によればむしろ協力的だったそうですしね」
そんなことを考えているとふたりが戻ってきた
「大丈夫か?」
「はい、ご心配をおかけしました。お爺様の身分ですよね。お爺様は警視庁のトップ………警視総監です」
警視総監の孫!?
「僕ら捕まえられるんじゃ…」
そうひとりが呟くと
桜音はくすっと笑って
「それはありませんよ。お父様が昔どっかの暴走族の総長でお母様がその族の姫をやっていたそうです。それに捕まえる気なら黙認したりしませんよ。お母様によればむしろ協力的だったそうですしね」