あの日の桜を胸に
「なら私作りますから私の家で食べるというのはどうですか?あ、もちろん女嫌いさんがよければの話ですが…」


迷っているんだろうな


なんせ、こいつが大嫌いな女が作る飯だからな


「………それでいい」


だが、飯を作るより作ってもらった方が楽だと考えたらしい



「なら行くか」


そう言って俺達は壱さんのところに向かった


「総長!お帰りですか?」


「いや、桜音を送ってくる」



「そうですか!いってらっしゃい!」



俺達は壱さんが運転する車に乗り込んだ


「行先は?」


桜音に聞けば


そこは1等地の高級住宅街を指していた
< 43 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop