あの日の桜を胸に
「そう?ならいいんだけど」


優男のフリしてるのね、この人



「早く入りませんか?こんなところにいても寒いだけだと思いますけど」



今はもう11月、いくら部屋の中だからといって寒いに決まってる



「お邪魔します」


「どうぞ。」



私たちはリビングへと向かった



「桜沢、暖房つけてくれないか?」


あれ?


「付けてませんでしたか?すみません今つけますね

(((ボソまだ来てないのかな?」



私は暖房をつけてみんなに晩御飯のリクエストを聞いた



「晩御飯何がいいですか?」



「ハンバーグ!!」


「グラタン」


「…オムライス」


「カレー」


「シチュー」


「なんでみんなバラバラなの?桜音ちゃん大変じゃない。私は疾風君と同じオムライスお願いしてもいいかな?」


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