あの日の桜を胸に
ちょっと場の空気がしんみりした時…



「そろそろ帰るか。長居するのは桜沢にも迷惑だしな」



別にそんなことないんだけどね…



「そうだねー帰ろ帰ろー。下っ端君達も置いてきちゃったしね」



あ、そっか…



みんなが帰る準備を初めた頃…


プルルルルル



私だ…今日は電話が多いのね



「もしもし」


『私よ』


この声は…!


「すず?」


すずこと森川涼帆


「どうしたんですか?」


『敬語…?あぁ、近くに誰かいるのね


まぁ、そんなのはどうでもいいんだけど。


あのね、実は桜恋が海外に言ったのは知ってるよね?それでね彼女のお父さんが



あなたを探してるらしいの


だから一応あなたの耳に入れておこうかと思ってね。おば様に言っとくから近いうちに作戦立てなさいよ』
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