イケメンエリート軍団?何ですかそれ⁇
「あ、それと、ナッツさ…
あのワンピース、忘れてたよ。
あれは、もうナッツのワンピースなんだから持って帰っていいんだよ」
ジャスティンがそう言うと、木の実は立ち上がり急にどこかに向かって走り出した。
「ナッツ?」
ジャスティンは木の実の後を追いかける。
木の実が入って行ったのは、木の実が使っていたゲストルームだった。
「ナッツ、どうした…?」
ジャスティンがその部屋のドアを開けると、木の実はハンガーにかかっている青いワンピースの前で泣いていた。
「ナッツ…?」
「ジャスティン…… 私……
ジャスティンと別れてから、何度も夢を見た…
この青いワンピースを着て嬉しくてクルクル踊ってる夢を…
そこにジャスティンは見えないけど、でも、ちゃんと分かってたの…
私はジャスティンの大きな腕の中に包まれてクルクル嬉しそうに踊っている事を…
何だかよく分かんないんだけど、この青いワンピースが大好きで、こんなに素敵で私が一目で大好きになるほどのワンピースを選んでくれたジャスティンは、もっともっと大好きで…
ジャスティンにも、このワンピースにも、本当はずっと会いたかった…
ジャスティン、ごめんね……
ジャスティンのセクシャリティとか、もう、そんなのどうでもいい…
私、ジャスティンが近くにいないと、ダメみたい……」