イケメンエリート軍団?何ですかそれ⁇



「10万円のかすみ草??」


木の実はその部屋のベッドに座っているジャスティンの隣に腰かけ、興味津々にそう聞いた。


「ねえ、それより、ご飯食べたの?
俺は、食事の途中で出て来たから、なんかお腹空いてきた」


木の実はお腹が空いている事さえ分からなくなっていた。
でも、そう言われれば、かなりお腹が空いているような気がする。


「食べてない…です。
でも、食べなくても大丈夫なくらい、何だか体は超元気っぽい」



「それ、空元気っていうやつね。
仕事始めたんなら、ちゃんとご飯は食べなきゃダメだよ。

家にある物でいい?
今からナッツの歓迎パーティをしよう」


ジャスティンはそう言いながらキッチンの方へ歩いて行く。
木の実も遅れないようにジャスティンの後を追った。


「ナッツは料理はするの?」


アイランド式キッチンの前に二人で立つと、ジャスティンがそう聞いてきた。


「恥ずかしながら、できないです…
一人暮らしだけど、買ってきた物を食べる事が多くて」


ジャスティンは冷蔵庫から生ハムを取り出すと、手際よくレタスをちぎったサラダの上に並べている。


「買ってきた物って? 例えば??」






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