イケメンエリート軍団?何ですかそれ⁇



ジャスティンは最高の笑顔で木の実にウィンクをした。


「ナッツって、本当に食べさせがいがあるから、俺もなんか最高に楽しい」


ジャスティンは心の底からそう思っていた。
お金や物が溢れた時代だからこそ、木の実みたいな女の子は本当に珍しい。
さっき、木の実から日本男児という指摘があったけれど、あながち間違っていない。
食事を残される事は、悪口を言われるよりも最高にムカつく。
もういい大人だから、ムカついても普通に笑顔を取り繕う事はできるけど、でも、俺の中で、その人間の価値は消えてなくなる。
だから、きっと、今風の女の子には興味が持てなかったのかもしれない。


ジャスティンが物思いにふけりながら木の実を見ていると、木の実は自分でシャンパンをグラスに注ぎ始めた。


「おかわりする? 大丈夫?」


ジャスティンは木の実の顔が赤くなっている事に気づき、自分のソファを離れ木の実の隣に座った。


「だ、大丈夫です。
この苺の入ったシャンパン、すごく美味しいし、すごく可愛いくて、こんな風にお酒を美味しいって思ったの初めてかもしれない」


ジャスティンは、ほんの少しだけ木の実のグラスにシャンパンを注いだ。
木の実の気持ちを上げるために、苺は2個入れる。


「もう、本当に可愛い……」


木の実はグラスを持ち上げて、中に入っている苺たちをウットリと見ている。
ジャスティンはそんな木の実の可愛い仕草に、恐ろしい程、胸がキュンキュンと高鳴り始めた。

ヤバい…
ナッツにキスしたい…










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