イケメンエリート軍団?何ですかそれ⁇



どれ位時間が経ったのだろう…
木の実はジャスティンの肩に寄りかかり、なんとなくウトウトしていた。
ジャスティンが観ているCS放送のCNNニュースのアナウンサーの声が、心地よく木の実の耳に響いてくる。


ピルルル、ピルルル…


どうやらインターホンが鳴っているらしい。
木の実はジャスティンの肩から大きなクッションに頭を移動させられた。


「ちょっと待ってて。
ここで寝て大丈夫だから、もう目を閉じておやすみ…」


ジャスティンは木の実の耳元でそう囁くと、前髪を止めるためにつけていたカチューシャを取り、無造作に髪を揺らす。
木の実は半分夢の中で、そんなカッコいいジャスティンの気配を感じてときめいた。


「シュウか…? マジかよ…
あ、悪い、今、部屋には来てほしくない。
俺が下に行くから、エントランスで待ってて」


ジャスティンはインターホン越しにそう言うと、リビングから出て行った。
でも、すぐに戻って来ると、寝ている木の実に柔らかい毛布をかける。


「ちょっとだけ出てくるね。
ここで寝ていいから、ちゃんと、俺がベッドに運んであげるから」


ジャスティンはそう言うと、木の実にほっぺにキスをした。
木の実の瞼は重く精一杯に開けてみても、きっとジャスティンには閉じてるにしか見えないだろう。
でも、木の実は小さく頷いた。
それをジャスティンが気づいたかは分からないけれど…




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