イケメンエリート軍団?何ですかそれ⁇
ジャスティンもシュウの横に腰かけた。
もう夜中の1時を過ぎている。
エントランスの奥にある一番豪華な応接ルームには、もちろん誰もいない。
「シュウ、本当にすまない…
その映司達の話は、多分、合ってる…」
シュウは動揺を見せずに静かに聞いた。
「俺自身、今、ものすごく戸惑ってて、でも、はっきり言えるのは、その女の子に夢中になってる。
シュウ、ゴメン…
しばらく、俺達のこの付き合いは保留にしてもらいたいんだ。
今の状態で何かを決めるのは早急だと思うし、俺自身の中での変化が一過性のものなのか、元々あったものなのか、単純な事だけど見極めたいのもある」
「お前、今までに女の子を抱いた事あるのか?」
ジャスティンは鼻で笑った。
「それが実はあるんだ。
高校生の時だけどね。でも、その時に俺は女の子には興味を持てないって思ったんだ」
シュウはジャスティンの目をジッと見ていた。
俺の知っているジャスティンは絶対に嘘をつく男じゃない。
でも、今のジャスティンは、シュウも知らない不思議な表情を浮かべていた。
「分かった…
でも、条件がある。
その女の子を俺にも紹介してほしい。
今、家にいるんだろ?
俺にも見せてよ、そのジャスティンをメロメロにした女の子をさ」