イケメンエリート軍団?何ですかそれ⁇



「でも、ナッツに出会って、俺の世界は一変した。
それもどうなってこうなったのか説明はできないんだけど、俺の当たり前の日々は、木っ端みじんに壊れてしまった。
ごめん……
分かりにくいよな…

簡単に言うと、俺は、初めて人に恋したみたいなんだ」



「え? だって、今まで男の人に…」


木の実はとっさにそう聞いていた。


「人を愛することを、俺は多分知らない。
付き合った奴も何人かいたけど、多分、そんなんじゃなかった。

でも、ナッツと出会ってからは、自分の中の感情が毎日戸惑ってる。
新しい発見ばかりで、頭も心もパンク寸前で苦しんでる……

でも、今の俺は、もう分かってるんだ。
俺は、きっと、ナッツを愛してる。
いや、誰が何と言おうと、俺は間違いなくナッツに惚れてる。
あ~、もう、マジで頭がおかしくなりそうだよ。

俺はもう、ナッツのいない世界では生きられないみたいなんだ…」


木の実と出会って五日目の夜に、俺は一世一代の告白をする。
後にも先にもない、人生で、最初で最後の告白を…














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