イケメンエリート軍団?何ですかそれ⁇
でも……
その言葉がジャスティンの心にこだまする。
「でも、まだ、何も考えられないよ…
ジャスティンの事は好き…
一緒にいたいとも思う…
でも、私の心の中も頭の中も何だか混乱してて、ジャスティンの中で起こってる変化にもまだ何も理解できてない私がいて、だから、今は、返事なんてできないし、しちゃいけないって思うんだ。
もう少し、時間を下さい…
ちゃんと、冷静に、ジャスティンの全てと向き合って考えたい…」
木の実はそう言い終ると、大きく深呼吸をした。
「でも、私は、ジャスティンがそんな大切な事を隠さずに話してくれた事に感謝してる。
私の事を大切に考えてくれてるんだって、心の底からそう思えるから。
だって、私なんか、ジャスティンに隠し事ばっかりだもの…
話したくないことを話す勇気って、そんな簡単なものじゃない事は分かってる」
ジャスティンは、木の実の方へ顔を向け力なく微笑んだ。
「話したくない事は話さなくていいんだよ…
俺は、話したいから話したんだ…
勇気がいったのは、ナッツに嫌われるかもって事が怖かっただけ。
ナッツは、俺にたくさん隠し事してても全然構わないよ。
また、ナッツは怒るかもしれないけど、たとえナッツが犯罪者でも、俺は絶対ナッツを守る。
この気持ちは何があっても変わらない…」
「また、犯罪者って言うんだから…」
木の実はそう言いながら、涙がこぼれた。
犯罪者だったら、警察に通報しなきゃダメだよ…