イケメンエリート軍団?何ですかそれ⁇
「う~~ん、ダメだ、全然分からない」
ジャスティンは目を細めて鼻で笑った。
「舞衣がどこで俺に惚れたのかは全然分からないけど、なんか、物やお金でめちゃくちゃ迫ったのは確か。
俺はそうしたくてした事なんだけど、世間一般から見たら相当ずれてるかもな」
「全然参考にならない…」
「だろ…? シュウも考えりゃ分かる事なのに。
俺に聞くより、舞衣に聞いた方が参考になるかもよ。
呼んでこようか?」
ジャスティンはゾッとした。
こんな無様な姿を舞衣には知られたくない。
「いいよ、止めてくれ」
凪は何も言わない。
きっと真っ黒いジョークだったに違いない。
「じゃ、最後に一つだけ教えて。
舞衣が、もし、凪の前からいなくなったら?」
凪はしばらく何も言わなかった。
縁起でもない事を言ってきっと怒ってるのかもしれない。
「ジャス……
舞衣がいなくなったら…?
そのお前が惚れてる子が、俺が舞衣を想ってるのと同じ位なのなら…
死ぬぞ……
俺は、多分死ぬ…
死にたくなかったら、その子を手離さないことだな」
そんなの言われなくても分かってるよ…
「ジャス……
次に会うのが、葬式じゃない事を祈るよ」
凪はそんな不吉な言葉を残して切りやがった。
でも、なんだか凪と話して、重たい鎖のような何かが外れた気がした。
ナッツ、三日間だけしか俺は待たない。
三日待っても何もなかったら、俺は会いに行くから。
モナンジュに迎えに行く…
もう、そう決めたから…