鬼が往く
歓楽街の真ん中で睨み合う銀二と根津。
道行く人々が、関わり合いになるまいと避けて通る。
「お前の強さは認めたるわ、沢渡。ウチの三強のうち、神楽坂、釘宮と2人抜きした奴は、過去1人もおらん。せやけど、俺には勝てへんぞ?」
「やってみりゃすぐわかるさ」
しばしの沈黙が、2人を支配する。
そして!
「らぁっ!」
銀二のストレート!
殆ど予備動作無しの一撃だったのだが、根津は右手1本で受け止めた。
「ええ拳(もん)持っとるやないけ…手が痺れよったで」
根津は反撃の右拳!
銀二もこれを右手で受け止めるが。
「うらぁっ!」
すかさず根津のケンカキック!
腹に蹴りを食らい、銀二は後退った。
胃液が込み上げて来そうなほどの威力だ。
道行く人々が、関わり合いになるまいと避けて通る。
「お前の強さは認めたるわ、沢渡。ウチの三強のうち、神楽坂、釘宮と2人抜きした奴は、過去1人もおらん。せやけど、俺には勝てへんぞ?」
「やってみりゃすぐわかるさ」
しばしの沈黙が、2人を支配する。
そして!
「らぁっ!」
銀二のストレート!
殆ど予備動作無しの一撃だったのだが、根津は右手1本で受け止めた。
「ええ拳(もん)持っとるやないけ…手が痺れよったで」
根津は反撃の右拳!
銀二もこれを右手で受け止めるが。
「うらぁっ!」
すかさず根津のケンカキック!
腹に蹴りを食らい、銀二は後退った。
胃液が込み上げて来そうなほどの威力だ。