それはきっと、僕らの秘密。
「…こんなこといつもしてんのかよ」
「…眠たいときにここには来てるけど」
「そうじゃねぇ!…こんなことやめろよ、
嫌じゃねーのかよ、由希都は
少なくとも…俺は嫌だ」
そんなこと言われなくてもわかってる
だけど
これしか出来ないから
「…寒い、カーディガンちょうだいよ」
すると紘平は俺のカーディガンを拾い、義ゅっと抱き締めた
「…なに、そういう趣味?」
「うるせー、変な匂いついてるから俺の匂いに上書きしといてやってんの」
なにそれ
そう思いながらも俺はそのままずっと見ていた