それはきっと、僕らの秘密。




「ほら、これでいいだろ」




そういうと紘平がカーディガンを着せてくれた





「…なんかぬるい」




「…やめろその言い方」




すると


ん?と紘平が慌てだした







「…やべぇ、カーディガンにネックレス引っかかった」






「…」



「だからやめろってそんな憐れむ目」







急いで紘平はカーディガンからネックレスを取ろうとする




たまにくそやらなんで取れねーんだよなどの声が間近に聞こえてちょっとうるさい




「お前もっかい脱げ」

「嫌だ、寒い」



「さっきまで着てなかったくせに!」



紘平が頑張っている間も俺はなんとなくぼーっと取れるのを待っていた










すると





カーテンが少し空きそこから誰かと目があった







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