それはきっと、僕らの秘密。
「ところで悠陽くん
君は彼女はいるのかね?」
ガシっと肩を組まれ黎人に聞かれた
「えーと、僕は「黎人ー!!」
ドンっ
衝撃があったと思った途端、僕は黎人くんから離されていた
「こーら、裕理
急にきたら危ないだろ」
「えへへー、だって黎人が仲良く話してるからどんな子かなって思ってー」
その強烈なタックルを決めた子を見ると
ふわふわの髪にクリクリの目
本当に女の子かと思ったくらい可愛らしい男の子だった
「僕は朝宮裕理(あさみや ゆうり)
このクラスの可愛い担当だからね☆」
そういうと彼は僕にウインクを決めてきた
とてもキャラが濃い
いや、周りを見ると
イケメン、イケメン、とりあえずイケメンばかりだった
「…あ、みんな濃いってことか」