それはきっと、僕らの秘密。





「てか、紘平はー?」




「さぁ、あいつほとんどここにいねーもん」






すると教室に誰か入ってきた







「あ、」








茶色の髪と優しそうな雰囲気



しかし瞳はどこか冷たくて







「…保健室でヤられてた人」






「…ん?悠陽くんなんか言った?」






「い、いや?何も言ってないです!」








危ない危ない








口が滑った



「何で敬語?!



同級生なんだからため口でいいでしょ」








そういって黎人は僕の肩をガシガシと叩き始めた










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