それはきっと、僕らの秘密。



そこは保健室だった





「…失礼します」





恐る恐る入ってみると






奥のベットのほうから声が聞こえてきた






「あー!取れねーじゃねーか!」







「知らないよ、人の寝込みをおそうからだ」

「襲ってねーよ!」








…なにか揉めている






だけどどこか優しさがこもった声で










僕は静かにカーテンを覗いてみた









すると








奥にいる男のカーディガンのボタンを取ろうとしている男が1人





え、これは…もしかしてマズいやつ…?




それは完全に今からナニかが始まるような…









その時









カーディガンのボタンを取られてる人と目があった













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