愛されたくて
過去
…
ピピピピ
「今日も退屈だな」
部屋に響くケータイの音
ひたすら私はメールを返していた
―あやの?学校来ないの??―
―行かなあい!めんどくさいし。―
「学校来ないの、ね~……」
…
私はある日をさかいに学校に行かなくなった。
それは中学二年の頃
昔から人付き合いが苦手で
いつもどこかのグループを転々していた
誰とも仲良くするわけでもなく
でも一人が嫌ってのもあって
話しかけてくれた子達についていっていた。
付き合いが疲れたら
違うグループに
それの繰り返し。