愛されたくて
過去



ピピピピ

「今日も退屈だな」

部屋に響くケータイの音
ひたすら私はメールを返していた

―あやの?学校来ないの??―

―行かなあい!めんどくさいし。―


「学校来ないの、ね~……」



私はある日をさかいに学校に行かなくなった。
それは中学二年の頃

昔から人付き合いが苦手で
いつもどこかのグループを転々していた
誰とも仲良くするわけでもなく
でも一人が嫌ってのもあって
話しかけてくれた子達についていっていた。
付き合いが疲れたら
違うグループに
それの繰り返し。
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