オヒメサマなんて向いてない‼︎
『合併のお試し期間として、1週間後から此処にうちの生徒がお邪魔する事はこいつらから聞いたと思うが。
準備や決まりは、そちらに任せる』
……はい?
突然の理事長の言葉に、私だけでなく、萌も美南も驚いているところを見ると、多分2人も聞かされてない。
こいつら…って。
何か言いそうな気配すらなかったけど。
『もちろん、共学の生徒会はこのメンバー合同で行なってもらうわ』
あっち側の理事長にくっついて、ニッコリと満足げに笑ったうちの理事長を軽く睨む。
あの人の強引さには本当滅入るよ…。
『……仕方ないですね。
一週間…ですよね?』
それ以上は許さないからな…という意味を込めてあっち側の理事長に笑いかける。
そんな私に気づいてか気づかずか、笑い返してきた理事長はそのまま頷いた。
一週間なら何とかなる。
一週間…ならね。