オヒメサマなんて向いてない‼︎
……きっと理事長は、この学園の男嫌い代表的な存在である私が生徒会長である時点で、報告わや遅らせるつもりだったんだ。
どうせ断固反対されてるのは目に見えてたって事だね。
でも…挨拶しに来る予定まで建ててしまっているのなら仕方ない。
『……分かりました。
今日は引き下がりますが、絶対に私は認めませんよ。理事長』
理事長を睨みつけながらそう言って、ニッコリと笑う。
……誰が許すか。
女の花園に、男が侵入するなんて絶対に認めない。
『そう…でも、残念ね。
既に合併の話は私と彼で進めてるの。
貴方方が認めなくても、近々合併は実施されるわ』
それじゃあ、上手く挨拶してちょうだいね…なんて言って部屋から出て行った理事長の後ろ姿が消えるまで、数秒前足が動かなかった。