<BL> お前は俺のものだ。~杉山京介side~
昔話
俺は、今、仕事が終わり、リビングでくつろいでいた。
リビングのドアが開くと、航大が入ってきた。
「おぉ、悠真の世話は良いのか?」
「もう、お休みになられましたよ」
「そうか、悠真の調子はどうだ」
「最近、素直なんですよね、悠真様」
あまり、表情を変えない航大が微笑んでいた。
「どれだけ、我慢していたのかが分かるだろ。
でも、兄弟揃って、魔性だよな。
素直すぎて、可愛く見えちまう」
「昔から、そんな考え方なんですか?」
「そうだな、変わらねぇな。
それに、昔から計算高いだの、腹黒いだのと言われていたよ」
「どんな人だったんですか?」
珍しい、いつもはスルーするのに――。
「知りたいか。
まぁ、話してもいいか、長くなるぞ」
リビングのドアが開くと、航大が入ってきた。
「おぉ、悠真の世話は良いのか?」
「もう、お休みになられましたよ」
「そうか、悠真の調子はどうだ」
「最近、素直なんですよね、悠真様」
あまり、表情を変えない航大が微笑んでいた。
「どれだけ、我慢していたのかが分かるだろ。
でも、兄弟揃って、魔性だよな。
素直すぎて、可愛く見えちまう」
「昔から、そんな考え方なんですか?」
「そうだな、変わらねぇな。
それに、昔から計算高いだの、腹黒いだのと言われていたよ」
「どんな人だったんですか?」
珍しい、いつもはスルーするのに――。
「知りたいか。
まぁ、話してもいいか、長くなるぞ」