<BL> お前は俺のものだ。~杉山京介side~
凛は二週間の海外出張に出ることになった。
けれど、そのあと、大事件が起きた。
航大と悠真が付き合っていることが右京(凛の父親)にばれて、航大を解雇したと言う
それで、悠真も体調を崩し、病院に入院することになった。
航大のことを聞きに、古賀家に向かった。
「右京さん、航大は何処に」
「解雇したといったはずだ」
「右京さん!」
「それよりも」
右京さんは、俺に睨みを利かせた。
「また、凛と付き合っているのか」
「あのときとは違います。
もう、凛を手放す気はないですから」
「君のご両親には言ったのか」
いたいところをつかれ、黙ってしまった。
「君にそんな覚悟の人間に息子も孫も預けられないよ。
紳士の皮を被ったドSくらいになって、あの子達を守れるくらいに強くなってもらわなければ困るんだといったはずだ。
もう、あのこを苦しめるな」
「分かっていますよ」