<BL> お前は俺のものだ。~杉山京介side~
数時間後
夕食を食べて、すっかり仲良くなった子供たちと親父がお風呂へと入っている時
俺らは、リビングで話していた。
「もう、すっかり、仲良しね」
「慶は、積極的なところがあるので、すぐにとは思っていましたが、少し人見知りのある輝も仲良くなるなんて」
「私も、嬉しいわ、孫達の相手も出来て、こんなに可愛い義息子が出来るなんて」
和やかな雰囲気に包まれて、お茶を飲みながら、話に花が咲き、そんな二人を見てるのも、幸せだった。
そして――。
「ねぇ、少し聞いて良い」
「なんですか?」
「二人は結婚みたいな籍をいれたりはしないの?」
凛は、俺の顔を伺い、なんて答えるか考えているようだった。
「俺は、結婚をしたいって考える。
まぁ、日本は同性結婚と言うか、結婚相当とする条例も出来たことだし」
母さんは微笑みながら――。
「そう、私は大賛成よ。
まぁ、なにか言われることもあるかもしれないけど、私は、可愛い息子達を愛しているから、何を言われても関係ないわ」
「本当にそういう、芯の強いところには惚れ惚れする」
親父が母さんに抱きついてきた。
「うわぁ、ビックリした。
お風呂上がったの?」
「あぁ、なかなか愉快だったぞ」