<BL> お前は俺のものだ。~杉山京介side~

 数時間後 

夕食を食べて、すっかり仲良くなった子供たちと親父がお風呂へと入っている時


俺らは、リビングで話していた。



「もう、すっかり、仲良しね」


「慶は、積極的なところがあるので、すぐにとは思っていましたが、少し人見知りのある輝も仲良くなるなんて」


「私も、嬉しいわ、孫達の相手も出来て、こんなに可愛い義息子が出来るなんて」



和やかな雰囲気に包まれて、お茶を飲みながら、話に花が咲き、そんな二人を見てるのも、幸せだった。


そして――。



「ねぇ、少し聞いて良い」


「なんですか?」


「二人は結婚みたいな籍をいれたりはしないの?」



凛は、俺の顔を伺い、なんて答えるか考えているようだった。



「俺は、結婚をしたいって考える。

まぁ、日本は同性結婚と言うか、結婚相当とする条例も出来たことだし」



母さんは微笑みながら――。



「そう、私は大賛成よ。
まぁ、なにか言われることもあるかもしれないけど、私は、可愛い息子達を愛しているから、何を言われても関係ないわ」


「本当にそういう、芯の強いところには惚れ惚れする」



親父が母さんに抱きついてきた。



「うわぁ、ビックリした。
お風呂上がったの?」


「あぁ、なかなか愉快だったぞ」





< 18 / 20 >

この作品をシェア

pagetop