<BL> お前は俺のものだ。~杉山京介side~
中学生の時
古賀凛は、学校では有名人だった。
古賀財閥総帥の嫡男で、勉強もさることながら人当たりも良い。
まさに未来の古賀財閥を背負ってたつにふさわしい男。
俺と違い、まわりに愛され育ったのだろう
周りからの期待に応えられるほどの男だから、何の疑問もなく、財閥を継ぐことを決めたのだろう。
お気楽なやつだと思っていた
でも、凛が怪我をし、手当てしたことから、縁が出来て、話すようになると
こいつは、多くのことを一人で抱え込む、危なっかしい奴だと言うことを知り、
目が離せなくなった。
それから、慕ってきてくれる凛に特別な感情を抱くようになって、
俺はあいつに人を本気で好きになるってことを教えて貰った。