<BL> お前は俺のものだ。~杉山京介side~
航大ともそこそこ会話をするようになった。
そして、学校と航大のことで会えていなかった凛に久々に会えた。
「京介さんの部屋、というか、京介さんに久々に会ったね。
最近、忙しかったんですか?」
「……」
「京介さん?」
「ぅん、どうした?」
「どうしていたんですか?
ここ最近、ずっと考え事してますよね」
それから、俺は、航大のことを話して、今は、航大の引き取り手を探していると言った。
「俺の家は殆ど誰も居ないから、面倒見られないんだ」
「その航大君、悠真とお友達になってくれますかね?
同い年ですし、悠真の相手をする名目だったら、引き受けてくれると思うんです」
その凛の提案にのり、
凛の親にも相談して、航大は凛の家に引き取られることになった。