【完】僕達のレンアイ事情
「あんた反応の仕方が中学生から進歩してないね」



光にまんまと見破られてしまう。



「うるせーよ」


「あ、神谷くん。ここってもしかして最後の席じゃない?あたし隣だった!」


「そう。覚えてたんだ」


「忘れないよー。あんな陰謀たくさんのような席」



思い出だからこそ笑って話せる。
やしなの笑顔には幸せがみなぎってた。


でも、やしなが覚えててくれたことに嬉しさが募るから。
俺もたいがいだなって思う。



「全然懐かしくねーわ。お前は」



丈がやしなの後ろから顔を出す。



「俺だってそうだっつーの。毎日あってるわ」


「そっかー。ふたり一緒なんだもんね。専門」



光が思い出したように言う。



「わー!みんないるー!」



やしなと仲がよかったまちゃとそして丈と仲の良かった虎とモリーも続いて入ってくる。


こいつら、やしなと光とまちゃと丈と虎とモリーは仲良しグループ的な感じでいつも六人でいて、俺はそれが羨ましかったんだよな。

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