【完】僕達のレンアイ事情
「ん?真由香たち来ないなーって廊下見てた」


「あー、真由香と梨花遅いな」


「来るって言ってたから来るはずだけどね。八神たちも遅くない?」


「あーそういえば来てないな」



真由香と梨花は紗奈がずっと仲良かった奴ら。
八神たちってのは八神と田代のことで俺がずっと仲良くしてた奴ら。



やしなが来たことでうかれててほかが見えてなかったなんて言えない。



「ちーっす」



能天気にドアを開けた八神の声が聞こえたと思ったらぞろぞろとみんな入ってくる。



「お、来た」



さっき噂してた4人がみんな一斉に入ってくる。



「紗奈ー!」



真由香と梨花が紗奈に向かって走ってくる。



「遅いよぉ」



紗奈も嬉しそうに笑うから安心する。



「お前ら遅かったじゃん」



八神と田代のところへ俺も足を向ける。



「いやー、神谷と紗奈が付き合ったって話で盛り上がってたら時間過ぎてた」



八神が相変わらずのテンションで話す。

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