【完】僕達のレンアイ事情
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「お疲れ!」



同窓会が終わって俺の部屋で紗奈と打ち上げ。



「懐かしい顔ばかりだったねー」


「ほんと。つーか八神なんか頭やばくなってなかった?」



なんて今日会った同級生のことを二人で思い出す。



「ごめんね」



話してるとふと紗奈に謝られる。



「え?なにが?」



紗奈に謝られるようことをされてないので不思議に思う。



「真由香と梨花にあたし竜二の事言っちゃったから…」


「なんで?別に言っちゃダメなんて誰か言ったか?」


「ううん。ただ竜二は知られたくなかったかなって」



紗奈の目は不安に満ち溢れていた。



「あー。なんか紗奈のこと不安にさせてるな」



紗奈を後ろから抱きしめる。



「不安になんて…」


「嘘。んなの顔みただけで紗奈のことなんて全部わかる」



俺のことも紗奈には丸わかりだろうけど。
俺も紗奈のことは昔から見てるから。

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