【完】僕達のレンアイ事情
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「ちわーっす!」



少し開始時間より遅れて到着した俺ら。



「ちょ、神谷」



祐希に続いて入ろうした丈が俺に向き直る。



「なしたの?」


「まずいぞ」


「何がだよ」


「篠原がいる」



は!?



丈の言葉にこっそりと個室の中を見る。



そこには祐希と話す紗奈の姿。



篠原紗奈。
俺の幼なじみで、丈のことをずっと好きだった。
そして俺の初恋相手。



「なにやってんだよ、ふたりして。早く来いよ」



俺らが入らないから祐希がもう一度俺らのところに来る。



「しゃーねーよな」



俺の言葉に丈がうなづく。



「お邪魔しまーす」


「どーも」



俺と丈が一緒に個室にはいっていく。



「え?」



俺の姿ってより丈の姿を見て、紗奈の動きが止まる

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