【完】僕達のレンアイ事情
「なんだいまの…」
俺、振られたのか。
タケってやつが良くなったのか。
あの日なにかあったからなのか。
なにも教えてもらえない。
俺、人生で2度の失恋したのか。
いや、3度目か。
一度目は小学生の時に紗奈が丈を好きになったとき。
俺、2回も同じ女に失恋してて、笑える。
俺はスマホを耳に当てる。
『今日は何?』
開口一番の慣れたような出方に救われる。
「振られたわ」
『は?なんで』
「さぁ?別れようだって。笑えるよな」
こんなことならもっと伝えてあげてればよかった。
たくさん伝えればよかった。
紗奈のことが好きだって。
誰よりも好きだって。
伝えられなくなるなら。
もう少しちゃんと伝えてあげればよかった。
『お前今どこ?』
「家の前」
『うち来い』
俺の返事を聞かずに電話は切れた。
「相変わらずだな…」
でも丈のそんな部分に救われるからほんと助かる。
俺、振られたのか。
タケってやつが良くなったのか。
あの日なにかあったからなのか。
なにも教えてもらえない。
俺、人生で2度の失恋したのか。
いや、3度目か。
一度目は小学生の時に紗奈が丈を好きになったとき。
俺、2回も同じ女に失恋してて、笑える。
俺はスマホを耳に当てる。
『今日は何?』
開口一番の慣れたような出方に救われる。
「振られたわ」
『は?なんで』
「さぁ?別れようだって。笑えるよな」
こんなことならもっと伝えてあげてればよかった。
たくさん伝えればよかった。
紗奈のことが好きだって。
誰よりも好きだって。
伝えられなくなるなら。
もう少しちゃんと伝えてあげればよかった。
『お前今どこ?』
「家の前」
『うち来い』
俺の返事を聞かずに電話は切れた。
「相変わらずだな…」
でも丈のそんな部分に救われるからほんと助かる。