もし、願いが叶うなら
「影島美波さんは……」


────ゴクン


「脳のがんです。」



え……?


「せ、先生?い、今……なんて……」


「お気の毒ですが、美波さんは脳のがんです。」


「そ、そんな……」


「なんで……」


「先生!!美波は死んじゃうんですか!?」


半泣きになりながらみずが先生に聞いた



「言わせていただきます。
美波ちゃんは、もう手遅れ状態です。薬を使えば、生きれる時間を増やせます。ですが、薬を服用しないとしたら……余命1年です。」
< 8 / 19 >

この作品をシェア

pagetop