春のあなたへ
彼はいつも背筋がピンと伸びている。
本を読んでいるときも授業中でも廊下を歩いている時でも。

背中を真っ直ぐにして力強く一歩進むその姿を見ると私は心が上がってくる気がするのだ。
上がって上がって思いが口から出てきてしまいそうで私は慌てて口を閉じる。

確実に私は彼に惹かれている。
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