春のあなたへ
この実験では7か8ぐらいのグループに分かれて同じ様な実験を行う。

私のグループは私と仲の良い友達二人と真面目そうな眼鏡をかけた女の子と地味な彼がいた。

友達二人はもう完全にやる気はなく関係のない話を話しているだけ。

しょうがない、私がやるかと思い実験を進めていった。

後の二人も戸惑いながら教科書を見て一緒に進めた。

「この重りどこに使うんだっけ……」

小さな重りを吊り下げる所があやふやで一人呟きながら教科書を確認した。

すると私の後ろから手が伸びてきて

「ここだと思う」

ゆっくり教科書の図を指差した。
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