孤塔の彼女
「失礼いたしマース!
こちらカエデちゃんでーす!!」
と調子よく入ってきたリク。
その横でニコニコしながら
「こんばんはー、カエデです。」
とこちらを見ている子。
彼女は俺の隣に座り
何故かリクが目の前に座り込んで
俺を見てニヤニヤしだした。
「フロムライダーなの?」
と、隣から少し酒焼けした声だが
高めの声が聞こえた。
リクが途端に大爆笑。
俺はもうヤケになって
「そうだよ。」と言ってみたら
レイまで大爆笑し始めた。