タバコと数式は思い出の中に ～私の好きな人は先生～

「この前ちょっと考えててさぁ。私のお姉ぇ、先生と知り合いでしょ？無きにしも非ず、もし先生がお姉ぇと付き合ったりしてたらと想像してみてさぁ！絶対ショックやわ～と思ってん！」
「マリ、どんな想像や！」


マリとルナの話に先生という言葉が出てきただけで、私は嬉しく思うけれど心が苦しくもなる

こんな変な気持がわからない

気持ちを紛らわすために、私はマリとルナの会話に絡む


「んじゃ、結婚するって言い出したら？？」


普段自分がからかわれているので、少し意地悪っぽくマリに尋ねてみる


「そんなんありえへんわ！！先生が家にいるのは良いけどっ」
「んじゃ、このクラスの子が先生と付き合う、もしくは結婚したら、マリどうするよ？」


ルナが面白そうにこの話題を引き延ばす


「そんなん絶交する！！」