タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
「あら心外!」と言った風に私はマリたちの方を見て続ける


「良いじゃない!模試の前の日、何曜だか分かる?木曜日!!」


あまり反応がないので私は続けた


「だーかーら、先生の授業が模試でなくなることはないし、先生の誕生日に、先生に会えるのよ?」
「それはお祝いしなきゃね~♪」


突然の声に、私は驚いて後ろを振り返った

そこには楽しそうにユミが笑っている


「愛する文規さんに何かプレゼントしなくちゃ♪アピールチャンス!」


「アピールって…」


という、『引いてますよ!』の私の反応も虚しく

今日も私はネタにされた


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