タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
ちょうど2週間前ほどに先生と交わした会話を思い出しながら、どうするか考える

テスト終了の残り5分ほど


「テスト簡単なのにしてくださいね!」
「それはあかんやろ。それに、ちゃんと解けるようにしか作ってないし」
「まぁ、時間は余りますね」
「そりゃ。やったことある問題やからなぁ」


そんな会話をしながら、帰りに廊下で会った先生と職員室まで歩いたなぁ、とこの状況で思い出したりもする


「そうですね、各3回ずつ位は計算できましたね」
「それは計算するの速いな!!」
「その分正確さが微妙な感じですけどね…」


さて、自分の記憶力を信じるか、計算力を信じるか……


ラスト1分、私が信じたのは自分の記憶力の方だった


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