タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
高校最後のテストが終わった私に残ったのは、模試位なものだった

そして、面接の結果発表

これは寧ろしてほしくもない

知りたいような知りたくないような推薦の結果発表は担任いわく「まだ、社会学部だけ届いてない」という事だった

呆れなのか落ち込みなのか、もう良く分からない気持に苛まれる


「まぁ、明日は学校休みやけど、家にも速達着てるはずだから」


「大丈夫やろ」という担任の言葉を聞き、とりあえず私は放課後を図書館で過ごすべく、いつものように階段を降りていく


すでに暗くなった窓の外を見つつ、自分があと何度ここに来ることができるだろうかと考える


< 187 / 289 >

この作品をシェア

pagetop