タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
テストが終了してから、初めての先生の授業でテストが返ってこなかったので、私はヤキモキしていた

これ以上この事を考えていてもしょうがないと、私は解説の言っていることが分からなかったところの質問に向かうことにした

職員室のドアを開けると、いつもの定位置に先生の姿を確認する


『メガネだ…』


そこにいた先生は珍しくメガネをかけて、パソコンと睨めっこしている

アミ達が1度先生がメガネをかけているのを見たと言っていたが、私は初めてメガネ姿の先生を見た

その横顔を見ながら『理系な感じだなぁ』とよく分からないような事を考える

休み時間が過ぎていっている事に気づき、私は慌てて先生の元へと向かった


< 190 / 289 >

この作品をシェア

pagetop