タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
そこに並ぶ100点の数字を見て、はにかむように私は笑った
でも、これで先生のテストを受けるのも最後かと思うと、何だか複雑な気分で胸が痛んだ
「先生、100点何人いたの?」
テスト終了後お決まりの私たちの質問
「お前だけやったなぁ」
意外な一言に驚いて聞き返す
「私だけ?あーちゃんは??」
「あーちゃん?」
いつもは先生に言うときは苗字を呼ぶようにしていたので、慌てて私は言い直した
「あぁ、池上さん!」
「あいつはあかんわ!!ちょっと叱っといてや」
「そんな恐れ多い!!無理無理無理、あーちゃん怒るとか無理」
あーちゃんが100点でなかったなんて、もの凄く違和感がある
しかし、自分だけが100点だったといううれしい気持ちは抑えられない
でも、これで先生のテストを受けるのも最後かと思うと、何だか複雑な気分で胸が痛んだ
「先生、100点何人いたの?」
テスト終了後お決まりの私たちの質問
「お前だけやったなぁ」
意外な一言に驚いて聞き返す
「私だけ?あーちゃんは??」
「あーちゃん?」
いつもは先生に言うときは苗字を呼ぶようにしていたので、慌てて私は言い直した
「あぁ、池上さん!」
「あいつはあかんわ!!ちょっと叱っといてや」
「そんな恐れ多い!!無理無理無理、あーちゃん怒るとか無理」
あーちゃんが100点でなかったなんて、もの凄く違和感がある
しかし、自分だけが100点だったといううれしい気持ちは抑えられない