タバコと数式は思い出の中に ~私の好きな人は先生~
皆と別れた駅で『本当に卒業したんだよなぁ』としみじみ思った

全く実感わかない

明日も明後日もあの学校で授業を受けられるような錯覚を覚える

私はけっこうあの学校が気に入っていたんだ


あの学校で、私は恋をした


きっと、ほぼ100%振られる恋

寒くて星がきらめく夜、私はどうしても伝えたい想いがあった

それが実らない想いだとしても

もう、心というコップから溢れ出した想いは、伝えなければ前に進めない気がした


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